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河井寛次郎記念館 [21番]

西国art33巡礼の第二十一番は、五条通りに在る「河井寛次郎記
念館」。

清水焼の工房が点在する五条通りを少し入った所にある、古民家
風の建屋は、主であった河井寛次郎氏本人が高山などの民家を巡
って設計した自宅兼アトリエであり、没後その建物を使って作品など
を展示している。

河井寛次郎氏は柳宗悦氏や濱田庄司氏とともに民藝運動を推進し
た人物で、この記念館も、作品ばかりではなく建屋そのものから調
度品など隅々まで民藝運動を感じさせる空間になっており、ほっこり
とするような落ち着いた雰囲気を醸し出している。
とは言え、ただ古い民家を移築したのとは違い、中央に吹き抜けの
ある二階建ての構造、二階には板間と和室がほど良く配置されてい
たりとモダンな雰囲気も感じられる。

その二階では、窓辺に猫が気持ち良さそうに昼寝をしていて、観光
客にちょっかいをだされても素知らぬ顔、できれば横のテーブルに
腰掛け、一緒にうつらうつらしたくなるような、ゆっくりとした時間が
流れていました。

設計は、河井寛次郎氏みずから、飛騨高山などの古民家を参考に
しながら作り上げた1937年の作品です。

★施設
場所:京都市東山区五条坂鐘鋳町569
開館時間:10:00~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:一般:900円
http://hcn.plala.or.jp/fc211/sagi/
★備考
河井寛次郎氏の旧邸宅を、その作品とともに記念館として開放して
いる。

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