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兵庫県立美術館 [12番]

西国art33巡礼の第十二番は、神戸岩屋のHAT神戸に在る「兵庫県立
美術館-芸術の館-」。

阪神岩屋駅から海岸に向かって下って行くと2号線を越えたあたりから
緩やかなスロープが現れ、その上を進むとスロープの向こうに幾何学的
な石垣とシンプルな箱型の建物が見えてきて、そのまま2階部分に繋が
っている。
館内はいたるところにスロープと階段が巡っていて美術館自体を楽しむ
ことが出来るような仕掛けになっているが、方向音痴な私は毎回来るた
びに、どこが入口だか判らずに迷いそうになる。

なんとかたどり着いた1階のエントランスホールから3階の企画展会場に
エレベーターで昇ると組み木の様な構造の階段が設えてあり上ったり下っ
たり会場に入る前に暫し写真を撮って遊んだ後、企画展の会場へ。
会場内では光の庭を見ながら一休みするなど、ゆっくり絵を楽しめるよう
になっている。企画展を観終わると、その出口には吹き抜けの空間に大
階段と光るエレベーターが設置され、上ると海が見え、下ると2階・1階の
常設展会場に行けるようになっており、2階には小磯良平氏と金山平三
氏の記念室、1階では収蔵作品を色々趣向を凝らした組み合わせで展示
をしたり、安藤忠雄氏の震災復興プロジェクトの資料を展示するコーナー
があったりする。

展示品を楽しんだら、いよいよ建屋の散策、先ず目に付くのは巻貝のよう
な円形テラス、それを回って上に行くと色々な方向に階段が有って、風の
デッキ、海のデッキ、山のデッキと巡りながら建物の構造や屋外彫刻など
を眺めることが出来る。
美術館から暫し離れて、隣接する“なぎさ公園”に出ると、自転車で海風を
受けてサイクリングする人、バスケットボールの野外コートでは学生達が練
習をしていたり、親子連れがインラインスケートで遊んでいたり、それを横
目に公園を進むと、円形のマリンステージやトイレに至るまで、いたる所に
安藤ワールドが点在し、美術館も含めた地域全体が楽しめる空間になって
いる。

設計は、大阪生まれで国内外現在最も活躍している建築家の一人安藤忠
雄氏が担当した2002年の作品です。

★施設
場所:神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1
開館時間:10:00~18:00(ただし、入館は17:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:一般:500円(常設展)
http://www.artm.pref.hyogo.jp/index.html
★備考
金山平三、小磯良平、横尾忠則など兵庫ゆかりの作家も含め、国内外の
近代美術約8000点の作品を収蔵。

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