SSブログ

アサヒビール大山崎山荘美術館 [15番]

西国art33巡礼の第十五番は、天王山の南麓に在る「アサヒビール大山崎
山荘美術館」。

明智光秀と羽柴秀吉が戦った“天下分け目の天王山”の急坂を上ると、木
立の中に、実業家の加賀正太郎氏が建てたイギリスのチェーダー様式の可
愛らしい木造の洋館が現れる。

落ち着いた雰囲気の本館では、その雰囲気を活かすように作品が展示され
ており、まるで調度品のように内装と作品が調和しいて心地良い。
本館でのんびりと作品を見た後に、新館に通じる扉を開けると、地中に下る
階段とそれを挟むようなコンクリートの壁、安藤忠雄氏が設計した「地中の宝
石箱」と称する、本館とはがらりと趣を異にする空間が目に飛び込んでくる。
階段を下って地中にある円筒形の新館に入ると暗い館内には、照明でモネの
睡蓮が浮かび上がり、幻想的な空気を醸し出しており、置かれた椅子に腰掛
けて、時間の過ぎるのも忘れ絵画の世界に浸ることができる。

展示を見た後は、2階のカフェから遠景に桂川、宇治川、木津川を望みながら
お茶を飲んだり、庭園の睡蓮を眺めたり散策したりと、日常の喧騒を離れてゆ
っくりととした時間が楽しめます。

本館は加賀正太郎氏の構想、新館の設計は、大阪生まれで国内外現在最も
活躍している建築家の一人安藤忠雄氏が担当した1996年の作品です。

★施設
場所:京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3
開館時間:10:00~17:00(ただし、入館は16:30まで)
休館日:毎週月曜日
観覧科:一般:700円
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/index.html
★備考
本館では、民藝運動に参加した河井寬次郎、濱田庄司、バーナード・リーチなど
の作品、新館ではクロード・モネの「睡蓮」を収蔵。

R0010862.jpg 
R0010865.jpg 
R0010891.jpg 
R0010899.jpg 
R0010903.jpg


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。