SSブログ

ニューヨーク近代美術館<MoMA> [番外]

西国art33巡礼の番外として、ニューヨークに在る「近代美術館<MoMA>」

西国巡礼にも番外が存在するのに肖って、今回は日本から遠く離れた異国の
地、米国ニューヨークに在り、近現代美術の殿堂としての圧倒的な存在感と日
本人建築家谷口吉生氏が改築の設計を手掛けたMoMAを訪れました。

ニューヨーク出張初日、ホテルへのチェックインの後にできたわずかな時間を
利用し脱兎の如き訪問、地下鉄でブロードウェイの49th駅に降り立ち、雑踏
の中を時間も無いのでそそくさと歩いて、W.53rd St.に向かうと、まっ平ら
なガラス張りにMoMAの文字が突き出た建屋が目に入る。
閉館までの時間が惜しいので外観は後でゆっくり見るとして、早速中へ入って
チケットを購入。「何処から来たの?」と気さくに声をかけながらチケットを渡し
てもらい、エントランスを軽く1周してエスカレーターで5階へ。

5階は1880年から1940年までの近代絵画と彫刻が展示してあり、ピカソ・
ゴッホ・セザンヌ・ゴーギャン・ルソー・マチス・シャガール・ミロなどなどの名品
を触らないギリギリまで寄って観られる上に個人使用目的なら写真も許可され
ており、微妙な色調、絵の具の厚み、ハケの勢いをリアルに感じることができ、
痺れるほどの美しさに浸ることが出来ました。
4階は1940年以降の現代アートが展示してあり、ウォーホル、ロイ・リキテン
シュタインなど大好きなポップアートが目を惹く。
時間が無くなったので、3階では安藤氏の近つ飛鳥の模型など建築関係の展
示のみを拝見。

展示物は勿論、ガラスから差し込む自然光、すっきりした白壁と直線の交差、
ところどことにあるガラス窓に見える別階を行き交う人々の姿まで計算された
様なモダンで洗練された建屋も最高でした。

設計は、豊田市美術館も設計し国内外で高く評価をされているモダニズム建
築の建築家、谷口吉生氏が担当した2004年の作品です。

★施設
場所:11West53Street,New York,NY 10019-5497 USA
開館時間:10:30~17:30(金曜日16:00~無料)
休館日:毎週火曜日
観覧科:一般:20ドル
http://www.moma.org/
★備考
1880年代以降のモダンアート、写真、映像、工業デザインまで全世界の
珠玉の名品を15万点以上収蔵。近現代美術の殿堂的な存在。

R0010543.jpg R0010519.jpgR0010517.jpg R0010514.jpg  R0010502.jpg


nice!(0)  コメント(2) 

nice! 0

コメント 2

shibu

おやまぁ!
こんなところにもkengoさんが。
手広くやってますねぇ。(笑)
それはともかく、
モノクロのスクエアフォーマットに拘った
作品の数々、
コントラストがとても綺麗です。
プロフィールにある画像といい、
各々の写真のファイル名といい、
これはやはりGRDではないですか!?
い、いつの間に。
これでお仲間に、と思いきや、
実はE-P1調達資金確保のために、
残念ながら私の手元にはもうGRDはいません。
内部へのホコリの混入などが多いようなので、
カメラと同時に神経も使う一面もあったりで。
最後の作品が、
ようやくリコーのGRブログのタイトル画像に
使ってもらえたというのに、
すでに人手に渡ってしまったMy GRDIIでした。

ここの発見で巡回場所がまたひとつ増えました。(笑)
by shibu (2009-07-20 22:08) 

kengo

♪shibuさん
展示会で美術館にはよく行ってるんですが、美術館の建物自体に
興味が湧いて、美術館巡りを始めたので、記録のつもりで枝を付け
ました。
建物の写真を撮るのに、荷物にならず広角で綺麗に写るカメラが
欲しいと思いGRDIIを購入した次第です。
モノクロなのは、建物の形をシンプルに捉えたかったのと、正方形
なのは、ある程度自由度を抑える事で建物に気持ちを集中したいと
思ったからです。
1年ほどで終わる企画で、別段写真に凝る事も無く、ただ美術館を
紹介するだけのブログですが、気が向いたら覗いてください。
by kengo (2009-07-20 23:05) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。